Doric ファイバーフォトメトリー｜2か所計測 GCaMP等吸収点＋GCaMP蛍光励起 - 405nm and 465 nm

Doric 2-site Fiber Photometry System - GCaMP Isosbestic and Functional Excitations - 405nm and 465 nm

Doric社製、2か所計測ファイバーフォトメトリーシステムは、405nm LED光源でGCaMPの等吸収点（アイソベストポイント）を励起し、465nm LED光源でGCaMPを励起して、1か所につきそれぞれの蛍光を１つのフォトディテクターで測定します。
付属の専用ソフトウェア（Doric Neuroscience Studio）を使用して、ロックインまたはインターリーヴ方式でデータ取得し、解析することができます。

2か所間の距離は固定または可変のいずれでも構成可能です。下記構成は2か所間の距離が調整できるものです。

蛍光ミニキューブをiFMC-G2タイプまたはFMCタイプにすることでLED光源を外部接続にすることにより価格を下げることも可能です。

このシステムの主要構成機器は次のとおりです。（機器単品での販売もしております）

ファイバーフォトメトリーコンソール（Doric Neuroscience Studio Software（制御・解析ソフト）付属）
2チャンネル LED光源ドライバー
LED光源, フォトディテクター内蔵 4ポート蛍光ミニキューブ x2個
フォトディテクターアンプ
ピッグテールタイプ電動アシスト付き 2x2 光ファイバーロータリージョイント
ロータリージョイント用ホルダー
ブランチング光ファイバーパッチコード
単心光ファイバーカニューラ
電気ケーブル類
＜オプション＞
ファイバーフォトメトリー専用ラック
単心光ファイバーカニューラホルダー（カニューラを挿入中にも計測することができます）
トラッキングカメラ（フォトメトリーデータと同期することが可能です）

1-site Fiber Photometry System - GCaMP Isosbestic and Functional Excitations - 405 and 465 nm

蛍光ミニキューブのタイプについて

上記の構成図はilFMCタイプでの構成ですが、下記に記載の別タイプでの構成も可能です。
計測するシグナルは同じですが、LED光源の接続方法、フォトディテクターの設置箇所、ロータリージョイントの設置箇所などが異なるため、それぞれにメリット・デメリットがあります。
お客様のご用途に合わせた構成をご提案させていただきますので、ご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

モデル	LED光源	フォトディテクター	ロータリージョイント	メリット・デメリット
ilFMC-G2	内蔵	内蔵	外部接続	高感度（FMC比）。光ファイバーパッチコードおよび電気ケーブル類が最小限で済むため、シンプルで損失の少ない構成が可能。LED光源単体での使用不可。
iFMC-G2	外部接続	内蔵	外部接続	高感度（FMC比）。LED光源はパッチコード接続のため接続損失あり。1つのLED光源を分岐して2つの蛍光ミニキューブに接続することが可能なため、価格を下げることができる。LED光源単体での使用可能なため、光刺激の構成などにも流用可能。
FMC	外部接続	外部接続	外部接続	拡張性が高い。LED光源単体での使用可能なため、光刺激の構成などにも流用可能。 LED光源はパッチコード接続のため接続損失あり。1つのLED光源を分岐して2つの蛍光ミニキューブに接続することが可能なため、価格を下げることができる。フォトディテクターはケーブル接続のため感度が低下（ilFMC,iFMC比）
RFMC	-	-	-	このモデルはこの構成には用意されておりません。